Category Archives: 本の紹介

本の紹介2140 身銭を切れ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

身銭を切ること(skin in the game)がいかに結果を出すために必要であるかよくわかります。

帯には、「魂を捧げた先にしか、価値ある『生』はない。」と書かれています。

没頭して、熱中して、魂を捧げた先にこそ、生きている実感を味わえるのだと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分の意見に従ってリスクを冒さない人間は、何の価値もない。」(68頁)

右にならえで安全・安定な生活を是とする人もいると思います。

それはそれで、その人の生き方ですから、とやかく言われる筋合いはありません。

他方で、リスクを冒して、チャレンジングなことに没頭しているときこそ、生を感じるという人もいます。

最初から成功が保証されているようなゲームはちっとも楽しくありません。

どうなるかわからないからこそ懸命に努力をし、アドレナリンが出るのです。

昨日と同じ今日、今日と同じ明日では、生きている心地がしないのです。

本の紹介2139 折れないハートをつくる7つの秘訣#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

今から8年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

12年前に出版された本ですが、今読んでも、全く色褪せない内容です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

仲間といると知らないうちに起こっているのが”無意識の伝染”。だからこそ、自分を成長させたいなら、『誰と一緒に過ごすか』の見極めが大切。自分が誰といたら、成長できるか?輝けるのか?決めるのはあなた自身。」(77頁)

これは昔からずっと言われ続けていることですが、まわりの環境が極めて重要であることを物語っています。

未成年のうちは、事実上、親の選択に従わざるを得ない場面が多いと思いますが、成人してからは、どのような環境に身を置くかについては、多くの場合、自分の選択によります。

「無意識の伝染」はプラスにもマイナスにも働きます。

成長したいのなら、コンフォートゾーンから抜け出し、自分が「こうなりたい」と思う人とできるだけ時間を共にすることです。

本の紹介2138 成功する偶然を味方にする(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。今週も1週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。

帯には、「『努力と才能は報われる』という幻想」と書かれています(笑)

著者は、ささいな偶然がきわめて重要であると説いています。

とはいえ、ある出来事を偶然と捉えるか必然と捉えるかは単なる解釈の違いであり、たいした問題ではありません。

読み物としてとてもおもしろいです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

生産とコミュニケーションにおける新たな手法が偶然の影響を増幅し、勝者と敗者の差を著しく拡大させたのである。他者より1%がんばって働く人や、1%多く才能がある人が、1%多い所得を得るというならばわかりやすいが、そうではない。小さな違いが何千倍もの収入の違いにつながるのだ。だから、偶然はきわめて重要なものになる。」(34頁)

仮に偶然がきわめて重要であるとして、多くの人は「で、どうすればいいの?」と思うはずです。

ずっと宝くじを買い続けていればいいのかと。

そういう話ではないですよね。

仮に偶然が重要であるとしても、結局のところ、私たちにできることといえば、日々、努力と工夫を積み重ねるほかないのです。

その結果、まわりまわって、偶然と思えるような形で、実を結ぶのです。

本の紹介2137 ビジネスで一番、大切なこと#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から12年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

サブタイトルは、「消費者のこころを学ぶ授業」です。

顧客置き去りの差別化が横行している現状を省みるにはとてもいい本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

不思議なことに、市場の他の商品に比べて必ずしも優れているとは限らないが、差別化には成功している。顧客と特別な関係を築き、群れから抜きん出ている。・・・差別化を実現するためには、競争ではなく、競争からの完全な脱却が必要なのだ。」(80頁)

そのとおりです。

この意味を理解していないと、ますます顧客そっちのけの差別化が横行します。

意識していないと、手段が目的化してしまうのです。

「競争からの脱却」が何を意味するのか、そのためには何をすべきかを深く考える必要があります。

本の紹介2136 自分の秘密-才能を自分で見つける方法-#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

今から12年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

いかにして能力を発揮するか、にフォーカスした本です。

これまでなんとなく思っていたことが言語化された時の気持ちよさを味わえます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『ある・ない』はあくまでも自分が感じる『主観』で決まる。同じ世界を見て生きていても、感じ方、考え方、行動が違うゆえんです。まわりの人が何と言おうと、私たちは『自分の主観』で世界を決めているのです。」(167頁)

真理です。

同じものを見ても、感じ方は十人十色です。

幸せな環境があるのではなく、今いる環境を幸せと感じる自分がいるだけです。

その逆もまたしかり。

人生はその人の解釈によって、天国にも地獄にもなります。

人生は主観で決まります。

本の紹介2135 ファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。

今から4年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

タイトル通り、いかにして競争優位のポジションを確立すればよいかが書かれています。

すべての項目でトップを目指す必要はないという発想は非常に参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今の時代、ほとんどの車はちゃんと走る。それも、安定した走りっぷりだ。冷蔵庫は食品をきちんと冷やすし、ステレオの音だって良好だ。洗剤は服の汚れを落としてくれるし、ホテルの部屋は清潔で静かである。成熟した経済の消費者は、商品の品質は当然、一定レベルをクリアしているものだと信じている。今日、究極の差別化とブランド構築、ブランドロイヤルティ確立のチャンスを生み出すのは、商品やサービスの提供を通して示される、人としての価値観なのだ。」(38頁)

これはすべてのサービス業についてそのままあてはまります。

サービスのクオリティが一定レベルを超えた先は、サービス提供者の価値観こそが究極の差別化要素なのです。

もう純主観的に「あう・あわない」「好き、嫌い」というレベルです。

この人にまた会いたい、この人とずっと一緒にいたいと思ってもらえるか否か。

人の選択基準なんて、つまるところ、そんなものです。

本の紹介2134 ニュータイプの時代#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から5年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

帯には「『正解を出す力』にもはや価値はない!」と書かれています。

そう。今の時代、正解なんて簡単に入手できますので。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

このような世界にあって、経験を蓄積し、蓄積した経験に依存しようとするオールドタイプが価値を失っていく一方で、新しい環境から迅速に学習し、自分の経験をアンラーンしていくニュータイプが大きな価値を創出していくことになる。」(309頁)

アンラーン(unlearn)とは、すでに持っている知識や価値観などを破棄することで、思考をリセットさせる学習方法をいいます。

時代背景も技術レベルも全く異なる以上、何十年も前の経験に基づいて動いても時代錯誤であることは明らかです。

「俺たちが若い頃はな~」という例のあれが、世代間ギャップを生む根本的な原因なのです。

何事にも固執せず、柔軟な発想を持ち続けることがとっても大切なのです。

本の紹介2133 頭がいい人、悪い人の仕事術#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

今から9年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

「仕事術」というテーマに限らず、生き方全般について示唆に富む内容です。

古い本ですが、今なお、おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

遠い将来の実りのために、目の前の痛みに耐える習慣をつけよう。よりよい成功のための対価は喜んで支払おう。こうした行為はつらく、ときに犠牲を伴う。しかし、長い期間を意識してものを考え、経済的に独立しようと努力をすれば、あなたの品性はさらに磨かれ、人間としてもほんとうに立派な人物となるだろう。」(140頁)

このような発想・習慣は、一朝一夕に確立できるものではありません。

私見ですが、10代~20代に確立したか否かでほぼ決まってしまう気がします。

目先の快楽ではなく、人生を長期的に見た上で、自らの商品価値を高めるためにさまざまな準備をする。

このような発想に基づき、準備を継続してきた人は、30代以降、それまでの努力を目に見える形で回収できることが多いと思います。

本の紹介2132 残業しない技術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

残業をしない方法は、残業をしなくてもいいような仕事量にすることです。

ますます労働人口が減少する中で、それでもなお残業しないためにはもうこの選択しかありません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

しょせん、どんなに仕事がデキる人でも要領のいい人でも、よくよく見てみると『取捨選択を絶え間なくつづけている』ことが分かります。とりわけ、この『捨てる技術』をきちんと身につけることこそが、サクっ!と仕事をこなすためには必要不可欠です。」(24頁)

全く同感。

もうみなさん、やらなければいけないことが多すぎるのです。

マンパワーが減り続ける一方で、やるべき雑用はいまだに増え続けています。

何をやるかよりも何をやらないかを決めることのほうがはるかに大切です。

この際、無駄なルーティンや手続を一掃してみてはいかがでしょうか。

本の紹介2131 超一流になるのは才能か努力か?#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。

今から8年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

努力を継続できる才能があれば、たいていのことは結果が出ます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

常に自分に負荷をかけつづけていないと、身体は以前とは水準こそ違うものの、新たなホメオスタシスに落ち着き、改善は止まってしまう。コンフォート・ゾーンのわずか上にいつづけることが重要なのはこのためだ。」(75頁)

成長にフォーカスしている人は、この感覚をとても大事にします。

傍から見たら、もうそんなことしなくてもいいのにと思うような人に限って、常に何かに挑戦し続けていたりします。

ぬるま湯に浸かることに慣れるのが怖いのです。

常に自分に負荷を掛け続けるのはそういった理由なのです。

その結果、差はますます広がるばかり。