Category Archives: 本の紹介

本の紹介1304 大人の気骨#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から6年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

スマイルズの「自助論」のエッセンス版という形をとっています。

とても読みやすくまとめられています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

世界を動かし、リードするのは天才ではなく、目的意識のはっきりした人、地道に努力を持続できる人です。天才が早熟の才を発揮した例はたしかにたくさんありますが、年若くして頭のよさを発揮したからといって、大人になってから高いところまでのぼることができるとはかぎりません。」(155頁)

継続は力なり。

昔取った杵柄で渡り歩けるほど、世の中は甘くありません。

まして、私たち凡人は、杵柄などそもそも持ち合わせていないわけですから、他人より2倍、3倍努力しなければ勝ち残れません。

30歳、40歳と年を重ねるごとに、それまでの努力の結晶が少しずつ実を結び始めます。

努力を継続していれば、の話ですが。

「あなたの武器は何ですか?」

この質問の答えを手に入れるために、日々、努力を続けるのです。

本の紹介1303 幸福の「資本」論(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。

タイトルとおり、「幸福」とは何か、どのようにしたら「幸福」になれるかが書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

幸福についての研究では、『自分の人生を自分の自由に決められる』ことが幸福感に結びつくことがわかっています。これが『自己決定権』で、人生の自由度が大きいほど人生に対する満足度は大きくなります。」(224頁)

「自分の人生を自分の自由に決められる」

当たり前のようで、決して当たり前ではありません。

むしろ多くの人にとって、とても難しいことではないでしょうか。

人生は、日々の小さな選択・決断の集積によって形成されています。

政治や社会や環境のせいにしたところで状況は好転しません。

人生は、我慢して生きても、自由に生きても、いずれにせよあっという間に終わってしまいます。

自分の人生なんだから自分の好きなように生きましょう。

そのために必要な準備を日々しましょう。

諦めたらそこで終わり。

YOLO!

本の紹介1302 CHANCE(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

成功するか否かは、まさにタイトルのとおり「CHANCE」をどのように捉えるかがとても大きいです。

掴むのか、逃すのか。

その判断の集積に他なりません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

大きなチャンスが目の前に来た時に、それに挑戦できるかどうかということだ。ある成功者がつかんだチャンスは、多くの人もそれを見て、気がついて、触れたはずだ。でもほとんどの人は手を出さなかった。そこに両者の決定的な差があるんだ。
『自分は成功者だ』と思っている人は、現実に成功する行動を取るものだ。そう思っていない人は、反対の行動を取るんだよ。常に、人生には分かれ道がある。そのどちらを行くかでたどり着く地点が変わる。それだけなんだよ。」(75頁)

まさにそのとおりです。

人生は、選択の連続で、その選択の集積が今の自分を形成しています。

10代の頃は、それほど大きな差はなくても、30代、40代と、選択の集積が増えていくにつれて、うまくいっている人とそうでない人の差は顕著に表れます。

成功する人は成功する理由があり、その逆もまたしかり。

日々の小さな選択を見直すことが、成功への第一歩です。

本の紹介1301 「孤独」が人を育てる(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

基本、群れないほうがいいです。

時間を浪費するだけですので。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分の力量と限界は違う。自分の力量を見定め、その上を目指すのだ。自ずと、己の限界が上がっていく。自分の力量内で仕事をしていたら、何年経とうが同じ力量のまま。進化、深化することを意識する。」(107頁)

仕事も筋トレも同じです。

毎日同じ負荷でやっていては、成長するはずもありません。

来る日も来る日も同じことを同じレベルでやっていて、どうやって成長するのでしょうか。

意識的にコンフォートゾーンから抜け出さなければ成長はありません。

本の紹介1300 「話し方」の品格(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は、本の紹介です。

確かに「話し方」にその人の知性や品格が現れることは事実です。

ただ、個人的には「聞き方」にこそ、より知性や品格が現れると思っています。

聞き方が下手な相手には話す気が失せます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

コミュニケーションの世界にヒエラルキーが作られ、『話す』が上、『聞く』が下とみなされている現実は、一刻も早く打破すべきである。・・・この関係を打ち破るには、あえて『聞く』が先、特に上位者から先に聞くことを実践するとよい。聞き手がいて、コミュニケーションが成り立つ、という基本を再確認しよう。」(196頁)

はっきり言いましょう。

他者とのコミュニケーション(例えば、会食等)においては、いかに自分が気持ちよく話をしたかではなく、いかに相手に気持ちよく話してもらえたかこそが重要なのです。

実のところ、その場を支配しているのは、話し手ではなく、聞き手です。

できるだけボールポゼッション率を下げること。

できるだけ他者がトラップしやすく、シュートをしやすい質問という名のパスを出すこと。

そして、相手が話をしているときには、不必要かつ大袈裟な相槌を打たずに、また、途中で遮らずに静かに聞くことです。

一番ダメなのは「はい、はい、はい、はい」を連呼するあれです。

耳障り以外の何物でもありません。

本の紹介1299 ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から10年前の本ですが、再度、読み返してみました。

タイトルのとおりの話が書かれていますが、まさにこの本自体が、多くのビジネス書同様、タイトルで煽って買わせるという手法を採用しております(笑)

ビジネス書を読んだだけでデキる人になれないことくらい、デキる人たちはみなわかっていることです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

そもそも自己啓発本とは、畑にまく肥料のような本だと捉えています。読んだからといって、すぐに生活が豊かになるわけでも、業務スピードがアップして営業トークがうまくなるわけでも、職場の人間関係が劇的に改善されるわけでもありません。そうした短期的に結果が出るような効能ではなく、ジワジワと時間をかけながら、自分の思考の土台を柔軟にしたり、奥深くしたりするのを助けてくれる本だと思うのです。」(224頁)

そんなこと、わかっとるわ(笑)

誰も即効性があるなんて思っていませんから。

本を全く読まない人に比べたら、自己啓発本を読み漁っている人のほうが、格段に成長は早いでしょう。

すべて自分で経験しないと気が済まないなどと言っているようでは、時間がいくらあっても足りません。

先人の成功体験、失敗体験を読書により、ものの数十分で疑似体験ができるのですから、読書をしない理由が見当たりません。

本の紹介1298 「応援したくなる企業」の時代#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

今から10年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

帯には「『売らない企業』が生き残る。」と書かれています。

今読んでも、特に違和感のない内容です。

コアな部分に関しては、10年前とあまり状況は変わっていないように思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

最大の違いは、多様性にある。高度成長期は、極端にいえば、みなが同じ方向を向く『十人一色』の時代だった。それが時代が進むにつれて、個々人の多様性を重視する『十人十色』となり、これからは『一人十色』といってもいいほどに、それぞれの個人のなかに多様な個人が同居している時代になるのだ。」(221頁)

日本は、個性とか多様性が尊重されない国ですが、そんな中でも、自分で自由に生きることを選択すれば、これほど楽しい時代はないと思います。

1つだけの仕事に固執する必要はなく、同時にいくつもの仕事をやっている方も決して珍しくありません(就業規則で副業が禁止されている方は別ですが)。

やりたいことをやりたいようにやる。

それが許される時代なのですから、思い切り好きなことをすればいいのです。

我慢して我慢して、気づいたら年老いていたなんて人生、まっぴらです。

人生は、すべて自分の準備と選択の結晶です。

本の紹介1297 40歳からの適応力#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から11年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

将棋棋士羽生善治さんの本です。

著者が日頃、どのようなことを考えているのかがよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一時の評価というのは必ずしも当てにはならないとも思いました。自然に継続していきながら確実に身の丈を伸ばしていく。”急がば回れ”という言葉もありますが、このテーマについて考えると地道が一番と思えてなりません。」(59頁)

自然体で鍛錬を続けることがとても大切なのだと思います。

無理をしても長続きしませんし、嫌々やっても挫折します。

やはり一生懸命を楽しめる人が強いですね。

勤勉こそが結果を出し続ける秘訣なのだと思います。

休日に勉強をしている人と遊んでいる人で結果が同じわけがありません。

うさぎではなくかめのようにコツコツ地道に物事を進められる人が最後には勝つのです。

本の紹介1296 プロフェッショナルの働き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

今から10年前に出版された本ですが、再度読み返してみました。

変化の激しい時代における働き方のコツがわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

発言がぶれるのはよくないこと。日本では一般的にそう思われているようです。しかし、現代のように環境が目まぐるしく変わる時代においては、変化に応じて柔軟に対応できることのほうが、むしろ重要だと私は思います。一貫性に価値を置きすぎるという日本人の傾向が重大な損失につながった例としては太平洋戦争が有名です。」(116頁)

これはよくありますね。

他人から「ぶれている」と評価されたくないばかりに、状況が変わっても、以前の判断を変えられないという人。

他人の評価が気になってしかたないのでしょうか。

状況によって意見を変えるのはむしろあるべき姿です。

他人の目、他人の評価ばっかり気にしているから、こういうしょうもないことが気になってしまうのです。

本の紹介1295 名言力#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

今から10年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

タイトル通り、名言がいくつも紹介されています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける。 王貞治」(44頁)

真理です。

結果・成果を目にするのはほんの一瞬です。

でも、その背後には、人の目には見えない日々の努力の積み重ねが必ずあります。

人生は、いつだって、弱い弱い自分との戦いです。

怠惰で、飽き性で、言い訳を探すのが得意な自分との戦いに勝たなければ、何も手にすることはできません。