Category Archives: 本の紹介

本の紹介1364 限りある時間の使い方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

原書のタイトルは「FOUR THOUSAND WEEKS  Time management for Mortals」です。

限られた時間をどう使うかということにフォーカスした名著です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

僕たちはいつも、人生の冷酷な現実に向き合うのを避けて、気晴らしを求めたり、日々の忙しさに没頭したりしている。後戻りできない決断をするのが怖くて、自分ではなく世間に決めてもらおうとする。『そろそろ結婚すべきだ』とか『嫌な仕事でも続けるべきだ』とみんなが言うから、まあ仕方ないさと受け入れている。でもそれは、ただの責任回避だ。何かを捨てて何かを選ぶという現実が重すぎて、選択肢がないふりをしているだけだ。」(77頁)

「何かを捨てて何かを選ぶという現実が重すぎて、選択肢がないふりをしているだけだ。」

みなさんは、いかがですか?

人生は決断の連続です。

また、日々の決断の集積によって、今、そして、これからの自分の人生が形成されていきます。

人生を変えたければ、日々の決断、日々の習慣を変えるほかありません。

住む場所を変えてみる。

起きる時間を変えてみる。

付き合う人を変えてみる。

休日の過ごし方を変えてみる。

ただ、多くの場合、長続きしません。

人生(=習慣)を変えるのは簡単ではないのです。

あきらめるかやり続けるかは、自分次第。

本の紹介1363 世界最強の商人#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

今から6年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

名著です。

何度も読む価値のある本です。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

今日は、私は自分の価値を100倍にする。
私は低すぎる目標を設定するという恐ろしい過ちを犯さない。
私は失敗者が試みようとしない仕事をする。
私は常に自分の手の届く範囲以上を目指してがんばる。
私は市場での自分の業績に絶対に満足しない。
私は目標が達成されたら、すぐにより高い目標を設定する。」(148頁)

現状に満足したらそこで成長は止まります。

現状を受け入れ、諦めたらそこで終わり。

いつだって選択をしてきたのは自分自身です。

他人に勧められたかもしれませんが、最終的に選択したのは自分。

戻るも進むも止まるも、すべては自分次第。

本の紹介1362 誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

まあ、なんというか、そんなに驚くような内容ではありません。

メンタルブロックをいかに外すかがポイントになってくると思います。

すでに外れている人にとっては、当たり前のことしか書かれていません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分を認められる、自分を好きになるということは、すべての人間の人生のゴールです。しかし、多くの人はそれに気づかずに、誰かに認められようとして苦しんでしまうのです。努力をして何かを達成しよう、何かを得ようとします。また、何者かになろうとします。そして、挫折して苦しむのです。」(182頁)

みなさんはいかがですか?

これ、特に日本人の多くが苦しめられている(否、正確には自ら苦しんでいる)要因ではないでしょうか。

他人に評価されたい、認められたいというのは、1つのモチベーションにはなりますが、それが行き過ぎると、すべての判断基準が他人に評価されるか否か、嫌われないか否かになってしまいがちです。

これでは、もはや誰の人生を生きているのがわからなくなってしまいます。

何をやってもどうせ100人のうち100人から好かれ、評価されるなんてありえないのですから、そんなことを気にしてもしかたありません。

みんなから好かれたい、誰からも嫌われたくないという気持ちが強すぎるのです。

人生なんて、みんなから、ではなく、自分が認めてほしい大切な人から認められたら、もうそれでいいのではないでしょうか。

本の紹介1361 神はテーブルクロス#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から10年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

須藤元気さんの本は、どれも本当にいい本です。

この本も例外ではありません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

もちろんお金は人を幸せにしてくれるツールである。しかし、それに執着すると幸せから遠ざかる。お金に限らず、何かの物や人に執着しすぎると、人生は楽しくなくなるのだろう。
『何を手に入れるかより何を手放すか、それが大切なことなんだよ』」(135~136頁)

幸せの定義は、人それぞれですから、何かを手に入れることに幸せを感じる人はそれでいいです。

私のようにモノを所有することに何のこだわりも興味もない人は、いかにモノを持たないでいられるかが幸せと密接に関連しています。

概して、モノが増えれば増えるほど、管理コストがかかり、いらぬトラブルや不安が付きまといます。

できるだけモノを持たず、また、何事にも執着せず、依存せず、ありのままで生きていくことが、自由を謳歌するための必要条件なのだと思っています。

本の紹介1360 仕事の技法#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

今から7年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。

帯には、「相手からの『言葉以外のメッセージ』を感じ取る この一つの技法を身につけるだけで『仕事力』は、圧倒的に高まる」と書かれています。

いかなる仕事においても、うまくいっている人は、観察力、洞察力、想像力に長けています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

このように、『話を聞く』という立場の人から、むしろ様々な『無言のメッセージ』が伝わってくるということを理解するならば、逆に、我々が『話を聞く』という立場に立ったときには、そうした状況だからこそ、自分の『無言のメッセージ』が相手に伝わっていくということを、自覚しておく必要がある。」(185頁)

人は、他人のことには敏感ですが、自分のことになると途端に鈍感になります。

Look who’s talking.

それはさておき、話の聞き方の巧拙は、その人の印象にそのまま直結するように思います。

いわゆる「できる人」の聞き方は、話し手の邪魔になるような相槌や大袈裟な反応とは無縁です。

例の「はい、はい、はい、はい」なんていう相槌をしたり、話をかぶせたり、途中で遮ったりするのはまさに下手な聞き手の特徴です。

これでは話し手は鬱陶しくて話す気が失せてしまいます。

会話を支配しているのは、いつだって、話し手ではなく、聞き手なのです。

本の紹介1359 いい言葉を喰らう!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から15年前の本ですが、再度、読み返してみました。

いわゆる名言集です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人は生まれて学ばざる者は、生まれざると同じ。学んで道を知らざるは、学ばざると同じ。知って行なうことあたわざるは、知らざると同じ-貝原益軒」(116頁)

学び続けて、動き続ける。

「もうこれでいい」なんて諦めたら、本当にそこで終わってしまいます。

日々勉強。

日々行動。

忙しい毎日の中でいかに「自分への投資」のための努力を続けるか。

やっている人は息を吸うがごとくやっていることです。

本の紹介1358 メンタル・タフ(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間がんばりましょう。

今日は、本の紹介です。

今から14年前の本ですが、再度、読み返してみました。

サブタイトルは「ストレスに強い自分をつくる法」です。

普段、ほとんどストレスを感じない生活をしているとあまり必要ありませんが、ストレスを感じやすい人は読んでみるといいかもしれません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

従来のポジティブ発想のように『できる、できる』とだけ考えて悪い部分を見ないのは、自分のマイナス面、つまり本当の自分を認めていないため、スタートできない状態です。」(60頁)

私はやや異なる意見を持っています。

「できる、できる」と考えることは当然のことです。

「どうせできない」と考えて行動するメリットがありません。

問題は、結果を出すために日々、どれだけの準備と努力を積み重ねられるか。

そして、「もう無理」と投げ出さずに最後までやり遂げられるか。

ただそれだけのこと。

どれだけ大きな目標を掲げても、日頃の地道な努力を続けられなければ、何1つ達成することはできません。

本の紹介1357 「できる人」はどこがちがうのか(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。

今から20年以上前の本ですが、再度、読み返してみました。

タイトルのとおり、「できる人」の特徴を指摘する内容になっています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

〈質問力〉の高さを測る一つの基準は、その質問の裏にある課題意識の強さである。『そんなことを聞いて一体何の役に立つのか』と思わせるあいまいな質問もあれば、ジグソーパズルの最後の一ピースを求めてくるような明確な質問もある。自分自身でジグソーパズルをある段階まで苦労して組み合わせてきたプロセスがあってはじめて、一言のアドバイスがパズル全体を完成させるキーとなる一ピースになりうる。」(59頁)

全く同意見。

質問の内容を見れば、その人の本件課題に対する認識の程度が如実にわかります。

本書にも書かれているとおり、「え、そんなこと聞いてどうするの?」「いやいや、ググればわかるじゃん、そんなこと」という質問もあれば、「なるほど、そういう問題意識を持っているんだね」と唸るような質問もあります。

「正しい」質問をするためには、正確に状況の把握ができており、下準備をしっかり行うことが前提となります。

それゆえに、質問内容を見れば、その人の能力がわかってしまうのです。

本の紹介1356 20代からの自分を高める勉強法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は、本の紹介です。

サブタイトルは、「いままでの自分に付加価値をつけ、『なりたい自分』になるための50のヒント」です。

20代、30代前半までに付加価値を付けている人は、公私ともにその後の人生における自由度が圧倒的に高まります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

もちろん、十分に考え抜いてから動けばミスは少なくなるかもしれない。しかし、ビジネスの現場では、考えている間に状況はどんどん変わってしまう。・・・つまり、考えている間にチャンスを逃してしまうことになる。動きながら、考えて、判断を下す。これがビジネスの現場ではいちばん大切なことである。」(32頁)

あとから修正できるものについては、ビジネスに限らず、どんどん行動に移すことが成功への秘訣です。

リスク・ベネフィットの判断をのんびりしているような時代ではありません。

特に大企業でありがちな何人ものはんこをもらわないとGOできないという体制は、この時代、マイナスでしかありません。

常に身軽でフレキシブルに対応できる状況を作っておくことがとってもとっても大切なのです。

本の紹介1355 勝負論 ウメハラの流儀#2(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

今から9年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。

プロゲーマーの著者が考える「勝負論」が書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

結局は、自分のペースでアクセルを踏み続けていた僕が残る。というより、僕しか残っていないような状況というのが正しいと思う。成長の持続は、終わりのないレースだと思ってほしい。最後まで走っていること、最後まで成長し続けていることが大切なのであって、途中のスピードや順位には固執しない。」(207頁)

フォーカスすべきは、「成功」ではなく「成長」です。

「成長」は、プロセスそのものですから、ある一地点での瞬間最大風速を意味するものではありません。

著者が言うように、大切なのは「アクセルを踏み続ける」ことです。

もうクリープ現象で自動的に先に進めるような時代はかなり前に終了しています。

人が休んでいるとき、遊んでいるときにどれだけ努力を重ねられるか。

ただそれだけの話。