おはようございます。
サブタイトルは「目を背けたいファクトにも理由がある」です。
不都合な真実はとりあえずなかったことにして都合のいい事実を作り出す時代をどう生きればいいのかを考える本です。
どこかの国の行政が統計の数値を都合よく変えてしまうのも無理はありません。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「自分がどのような世界に生きているのかをまちがって理解しているひとも、自分や家族の人生について正しい判断をすることができないでしょう。世の中には、縮尺や方位のちがう地図を手に右往左往しているひとが(ものすごく)たくさんいます。そんななかで、正しい地図を持っていることはとてつもなく有利です。これが、事実(ファクト)にこだわらなければならないいちばんの理由です。」(6頁)
私たちが日ごろ接するのは「事実」そのものではなく、事実であると説く誰かの「解説」「解釈」です。
だから、実際の真実と解説・解釈が異なることなんて日常茶飯事です。
「~らしいよ」という程度の話を鵜呑みにし、自分が正しいことを信じて疑わない。
独善的で、自分の正義感を他者へ押し付ける。
こういう人とは関わらないことです。