本の紹介860 貧乏はお金持ち(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

タイトルだけを読んでもこの本の内容を想像することは困難です。

税や会計に関するレクチャーがたくさん盛り込まれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

最近では古いビルやマンションの一角を改装し、レストランや雑貨店をはじめる若いひとたちが増えている。私の住んでいる街でもそんな店がたくさんできたが、ほとんどが数年で力尽きて閉店していく。彼らにアドバイスする立場にはないのだが、いつも残念に思うのは、がんばるだけでは問題は解決しないということだ。彼らにもし、会計や税務・ファイナンスの基礎的な知識(フィナンシャルリテラシー)があれば、無駄な出費や高利の借入でせっかくの挑戦をだいなしにしてしまうこともなかったかもしれない。」(307頁)

会社を経営するにあたり、会計、労務、法務について何の準備もせずに突っ走ってしまうことはよくあることです。

風邪をひいてから体調管理をするということがとても多いわけです。

願わくば、風邪をひかないように体調管理をしてほしいのですが、なかなかそうもいかないのが現実です。

会社が大きくなればなるほど、従業員が増えれば増えるほど、問題が生じる可能性が増していきます。

必要経費と割り切り、会社のブレーンを揃えられるかどうかが分かれ道ですね。