おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。
著者は、三重県の万協製薬株式会社の社長です。
「阪神・淡路大震災の絶望を乗り越えて学んだ『本当に強い経営』」と書かれています。
逆境を乗り越えた方は、本当に強いです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「人生の経験の大半は人との交わりの積み重ねである。そして、人生の質は、素晴らしい、尊敬できると思える人と、どれだけ出会えるかで決まると言っても過言ではない。だから、こういう人たちに数多く出会えるような生き方をすべきだ。それは感性を研ぎ澄ましてアンテナの感度を良くすることであり、また、そういう人たちと会うにふさわしい人間か、常に自分自身を謙虚に見つめるということでもある。中国の古典に『弟子に準備ができたとき、師は自然に現れる』という言葉もあるように、素晴らしい人との出逢いというのは、自分がその人に会うのにふさわしい人間になったときに生まれるのだ。」(214頁)
「素晴らしい人との出逢いというのは、自分がその人に会うのにふさわしい人間になったときに生まれるのだ」という言葉、素晴らしい言葉ですね。
出逢いを追うのではなく、自分が出逢いにふさわしい人間になるように準備をするという発想です。
出逢いがないことを嘆くのではなく、それはまだ自分の準備が整っていないと考える。
準備が整えば、あちらからお声がかかるということです。
焦らず、こつこつ準備をする。
人とのつながりを広げるための王道です。