おはようございます。
「エクセレント・カンパニー」で有名なトム・ピーターズさんの本です。
自分というブランドを売るという意識を持つことの大切さを説いています。
自分は何を売ってお金を得ているのかを考えさせられます。
向上心の高い人にはおすすめです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「生活の糧を得るというのは、自分を売ることだ。頭ではわかっていたが、骨身に沁みてそれがわかったのは、安定した収入を断たれ、職を求めては不採用通知をもらう苦しみを味わってからだった。自分を未完成の商品のように考え、自分の一番の強みが何であるかを考え、それを市場で売ることは、人間としてまっとうなことだ。つまるところ、問題は、自分が望むものを手にするために、やらなければならないことをやる意思があるかどうかだけである。」(241頁)
タイトルにもなっている「ブランド人」という言葉は、つまるところ、「自分を売る」という意識を持つことなのだと思います。
自分を売ることで生活の糧(給料・報酬)を得ているという感覚を持てるかどうか。
給料が低いと嘆くのではなく、高額の給料を得るために、自分という商品の価値を高める努力をするのです。
単に所定の就業時間中、与えられた仕事をこなすだけの人と仕事を通じていかに自分の価値を高めるかを考えている人とでは、1年後の結果は雲泥の差でしょう。