本の紹介118 一億人に伝えたい働き方(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

さて、今日は、本の紹介です。
一億人に伝えたい働き方 無駄と非効率のなかに宝物がある (PHP新書)
一億人に伝えたい働き方 無駄と非効率のなかに宝物がある (PHP新書)

サブタイトルがいいですね。

無駄と非効率のなかに宝物がある

いいですね。

普通は、無駄を省くこと、効率的に行うことが重視されますが、その逆にこそ宝物が眠っているわけです。

とにかくみんなとは逆のことをやる。 こういうの大好き。

この本では、ユニークな11社が紹介されており、業界は違いますが、参考にすべきところがあります。

この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

世の中のものは、すべて組み合わせで成り立っています。組み合わせの作用効果によって、まったく新しいものができる。例えば、Uナットはナットとワッシャーを組み合わせたもの。ハードロックナットは、ナットにくさびを付け加えたものです。・・・みんな、発明は難しいと言うけど、決してそんなことはありません。結局は、組み合わせなんですよ。世の中が複雑になればなるほど、組み合わせに使える要素がいっぱいあるんですから。」(138頁)

これは、大阪府東大阪市のハードロック工業株式会社の若林社長の言葉です。

まったく新しいものはない。組み合わせが新しいだけであるということは、よく言われることですね。

無から有を創り出すのではなく、有から有を創り出す。

この発想を持っている人は、初動がとても速いです。

「なにか新しいことないかな~」と漠然と考えても、いきなり新しい発想は降りてきません。

とにかく気になるものをどんどん集めて、組み合わせてみる。

それをひたすら繰り返す。 そうするとどこかでぴたっとはまる「新しいもの」に出会うわけです。

みなさんも、是非参考にしてみてください。