おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。
神田さんのお得意分野の本です。
ビジネスにおける「稼ぐ言葉」の使い方を伝授してくれています。
発する言葉が少し違うだけで、まったく結果が変わってくることをさまざまな具体例を踏まえて説明してくれています。
勉強になります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「ブランドとは、ロゴマークという目に見えるものによって築かれるのではなく、顧客との日々の接触という目に見えないものによって輝いていく。だから、事業を営むうえで大切なことは、顧客や取引先がどんなコミュニケーションに価値を感じ、どんな活動に信頼を寄せてくれるのかをしっかりと頭に思い描いておくことである。【貧す人】は、まずロゴマークをデザインしてしまうが、【稼ぐ人】は、会社への信頼を育てるプロセスを、まずデザインする。」(173頁)
顧客や取引先の皆様が、どのような点を重視して取引相手を選んでいるのかを理解することはとても大切なことです。
それがわからないと、結果に無関係ないことに力を注ぐことになるからです。
多額の費用を費やし、自社のロゴマークをつくることが、顧客の獲得につながるものでしょうか。
「あ、ここの会社、ロゴがかっこいいから取引したいな」と思うものでしょうか。
そういう方が皆無とまではいいませんが、私はあまりイメージできません。
繁盛している会社は、顧客がどのような点を評価した結果、繁盛しているのかを考えることはとてもいい勉強になります。
そこには必ず理由があるからです。
それを1つ1つ吸収して取り入れてみるのです。
また、この視点は、経営者だけが持っていてダメですよね。
むしろ従業員それぞれがこのような考えを持ち、実際、自分がお客さんとして接したサービス(接客のしかた、電話対応のしかた、言葉遣い、顔の表情など)のうち、どのような点を無意識に評価しているのかを意識することが大切です。
「この人の電話の対応のしかた、素敵だな」と思ったら、それを真似してみるのです。
このような努力や工夫の積み重ねこそが顧客からの信頼につながるのだと信じています。