本の紹介563 出世の教科書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
出世の教科書

会社で「出世する人」と「窓際の人」を比較する形式で書かれています。

組織に属していない人でも、参考になる記載が多々あります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

出世する人は、相手の話に『。』が出てくるまで話さない。
窓際の人は、相手の話に『、』が出てきたら話し始める。」(142頁)

出世する人は、いかに相手の話を膨らませるかを考える。
窓際の人は、いかに自分の話を膨らませるかを考える。」(148頁)

いかがですか。

みなさんの周りにも、こういう「窓際の人」いませんか?

人はみな、自分の話をするのが大好きです。

自分の話を聞いて欲しくてたまらないのです。

それに対して、人の話を聞くというのは、忍耐と技術を要するので、誰もができることではありません。

私たち弁護士という仕事は、「いかに上手に話すか」よりも「いかに上手に聞くか」のほうがよほど大切です。

「この弁護士に依頼したい」と思う主な理由は、きっと「この弁護士、話がうまい」ではなく、「この弁護士、話させるのがうまい」なのだから。