おはようございます。
心臓外科医渡邊剛医師に関する本です。
これまでにも何名かの一流の医師の本を紹介してきました。
みなさん、本当にすばらしいプロフェッショナルだと思います。
いつも仕事に対する姿勢を勉強させていただいております。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「膨大な本数のメールを介した渡邊と患者たちの交信記録から読み解けるのは、自分の都合、自分の時間を犠牲にすることもいとわず、病と闘う人たちに寄り添うことを哲学とする渡邊のひたむきな生きかたにほかならない。・・・『手術について不安を持たれている方、詳しく知りたい方は、または心臓の病気で悩んでいらっしゃる方、どのような内容でも構いませんので、お気軽にご相談下さい』と結んだ言葉には、万人に門戸を開いて全身全霊を傾ける覚悟が宿っていると思えてならない。」(42~43頁)
本当に素晴らしいことですね。
みんながみんな、できることではありません。
「覚悟」を持った、ほんの一部の人だけの世界なのかもしれません。
まさに別次元と言っていいと思います。
自分の仕事に全身全霊を傾ける「覚悟」がなければとてもできません。
一流のプロフェッショナルになりたいのであれば、誰に言われるでもなく、この次元で日々戦う覚悟が必要なのでしょう。