本の紹介504 常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
常識をひっくり返せばメシの種はいくらでもある

残業禁止、ホウレンソウ禁止など、ユニークな経営で知られている未来経営創業者の本です。

著者の本は、これまでにも何冊かこのブログで紹介してきましたが、今回の本もこれまで同様、常識の逆を行く発想、「差別化」の大切さが参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

とにかくお客さんにウケるためには、知恵と手間とコストをかけることが鉄則だ。その労を惜しむようでは、”差別化”していくことなどできるはずがないのだ。そしてそれは、商品づくりに限ったことではない。個人個人が社会人として認められるためにも、また人として成長していくためにも知恵と手間とコストをかけるべきである。特に若いうちは、自分の対応力を高めるためにセミナーに参加したり、いろいろな人に会うことだ。あるいは、本を読むのもいいだろう。とにかく自分を磨いていこうという意識を持ち続けることだ。」(161頁)

自分自身を商品として考えられる人は、既に自分自身の「差別化」を図る準備をしているはずです。

これは意識の問題なのですが、自分が単なる一労働力と捉えているのと商品と捉えているのとではまるで準備のしかたが違うと思うのです。

プロのスポーツ選手がその良い例ではないでしょうか。

プロのスポーツ選手は、みな自分のことを商品として考えているため、オフシーズンにもいわゆる「自分磨き」をするわけです。

自分の価値を少しでも高めていこうと思うからこそ、徹底した準備を重ねることができるのだと思います。