本の紹介490 五輪書(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
五輪書 (いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ5)

剣豪宮本武蔵の五輪書です。

日々の訓練の重要性、戦いの際の気構えなどが驚くほど実践的に書かれています。

この本を何度も何度も読み返して実践せよ、と書かれています。

当時にタイムスリップした感じがして、とてもおもしろかったです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

すべての道にいえることであるが、いいかげんな気持ちで学ぼうとすると、本来の正しい道からはずれてしまうことが多い。・・・そういうこともあるから、本書だけをどんなにむさぼり読んでも、兵法の道を極めることはできないのだ。そのことを念頭に置いて、ここに書いてあることを、いつも自分自身の身に当てはめて理解することを心がけてほしい。読むだけで十分とか、習うだけで満足だなどとは決して思わず、書かれたことだけを真似すればよいというような横着な考えも捨ててもらいたい。必ず何かを修得するのだという強い意志を持って、勘どころを見つけ出すように努め、常に当事者の感覚で、日々工夫し、研鑽に励むように。」(46~47頁)

今の時代にもそのまま当てはまる内容です。

常に貪欲に学ぼうとする姿勢や志を持っている人は、吸収力が違います。

貪欲さが日本から失われた久しいですが、だからこそ、貪欲にてっぺんを目指す人が結果を残せる時代なのです。

人が休んでいるときに、人の2倍働き、3倍努力する。

習ったら、即、実践してみる。

決して習いっぱなしにしないことが大切です。

常に当事者の感覚で、日々工夫し、研鑽に励むように

一億総評論家社会で、ただ単に他人を批評するだけのつまらない人生を送るのではなく、

日々、工夫し、努力し結果を出す人生を送りたいと思います。