おはようございます。
物語形式です。
利休の教えを接客に活かそう、という本です。
接客にとどまらず、経営に必要な要素についても触れられており、勉強になります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「社長、【教えざる民を以て戦う、これを棄つと謂う】という言葉はご存じですか。これは【教育ができていない民を戦わせるのは、民を棄てているのと同じだ】という意味です・・・才覚のある人物を見極め育てなくては、企業経営や店舗運営は上手くいきません。それはアルバイト従業員にしても同じで、彼らの才能を【伸ばし活用する】ことこそ企業の生命線でもあるのです」(88~89頁)
社員教育の重要性については多くを語る必要はないと思います。
教育もせずに、早々に「使えない」というレッテルを貼り、解雇したり、退職勧奨をしてしまう経営者もいると思います。
このような会社では、「使える」社員を「育てる」のではなく「採用する」という選択しかできません。
育てるというのは、本当に根気のいることです。
育てる方も育てられる方も。
お互いに本気になって向上しよう、向上させようと思ってはじめて効果が出るのです。
あまりにも早く見切りをつけてしまっては、育つものも育たなくなってしまいます。