おはようございます。
著者は、弁護士の方です。
「努力」がテーマになっていますが、努力以外にも著者の人生観や考え方を知ることができます。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「結果ではなくプロセスで評価を求めたり、努力を売り物にするときは、実は努力が嫌で嫌でしょうがないか、結果が出ない言い訳にしている場合です。こういう努力は、愛の押し売りと同じように、見苦しいものです。自己中心的な、承認欲求を満たしたいだけの行為にすぎません。そして、多くの場合、結果もついてきません。ビジネスの世界でも、プロセスをやたら強調する人がいますが、それはプロフェッショナルのやることではありません。プロフェッショナルは結果がすべて。努力してもしなくても、結果を出さなければ意味がありません。努力やプロセスは、あくまで他人が評価するものであって、自分が声高に主張するものではないのです。」(138頁)
褒められたい症候群の方には、耳が痛い意見だと思います。
その仕事でお金をいただいている以上、仕事の種類に関係なく、多くの方がプロフェッショナルです。
プロセスが重視されて久しいこの社会において、あえて「結果がすべて」と言うことの意味は大きいと思います。
僕たちは、より結果を重視すべきです。
プロセスを重視するということは、結果が出ないときの言い訳、逃げ道を予め設定しておくことなのかもしれません。
もちろんどれだけ一生懸命に努力しても、結果が伴わないことはあります。
でも、ここでプロセス重視に逃げない。
あくまでも「結果がすべて」というスタンスを崩さないことで見えてくる道もあるのだと思います。