本の紹介306 ロングセラーが会社をダメにする(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

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←先日、ランチタイムに、お寿司屋さんの板前さんに事務所にお越し頂き、お寿司を握ってもらいました。

スタッフ、見過ぎですから~(笑)

お腹すいているからって、みんなでいっぺんに注文しすぎですから~。 

1時間一本勝負でしたが、お腹いっぱいになりました。 おいしゅうございました。 またお願いしようと思います。

今日は、午前中は、裁判が2件とFCの契約立会いが1件入っています。

午後は、裁判が1件、新規相談が2件入っています。

夕方から、顧問先会社でのセミナーです。

テーマは、「第5回 契約書作成に必要なリーガルマインド習得講座」です。

夜は、社労士の先生方を対象としたセミナーです。 

テーマは、「オリエンタルモーター事件東京高裁判決から読み解く時間外労働の認定方法のポイント」です。

今日も一日がんばります。

さて、今日は本の紹介です。

 

日経ビジネス経営教室 ロングセラーが会社をダメにする

経営教室シリーズですね。

今回は、アイリス・オーヤマの大山社長です。

帯に書かれた説明によりますと、アイリスオーヤマは、プラスチック成型に始まり、園芸、ペット、収納、家電など核となる商品を次々と代えてきた会社で、年に1000以上の新商品を投入しても利益を出し続けているそうです。

「選択と集中」の真逆をいく経営方針ですね。 是非、読んでみて下さい。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

選択と集中という考えは合理的です。その市場が永続的に伸びて、競争優位性が持続するならば成立するでしょう。ただ、儲かる産業となればこぞってライバルが参入してきます。・・・顧客ニーズに迅速に応える価格や機能、販売チャネルをもってすれば市場は創造できる。同じ漁場で魚をとっているようでいて、実は釣り方を変えているのです。
アイリスとて、今は成長を続けていますが、将来は分かりません。企業の衰退は想像以上に速いものです。」(118~119頁)

「選択と集中」をよしとされてきた世代からすると、勉強になる考え方です。

どちらが正しいということはどうでもいい話なのです。

このような考えに基づいて着実に成果をあげている会社があるという事実だけでいいのです。

特定の分野を選択し、そこに全勢力を集中させて大成功を収めている会社もあります。 

どちらも正しいのです。

成功すれば、歩んできた道が結果として正しかったとわかるだけなのです。

勝てば官軍。 

経営者が自ら信じる道を進んでいけばそれでいいのだと思います。