本の紹介281 憚りながら(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばっていきましょう!!
__

←休日の早朝は、海までジョギングすることから1日が始まります。 

継続は力なり。 やると言ったからには絶対やりきります。

今日は、午前中は、離婚調停が1件、労働事件の裁判が1件入っています。

午後は、富士の裁判所で、労働事件が2件、会社関係の裁判が1件、不動産関係の裁判が1件入っています。

夜は、そのまま沼津へ移動し、「こども未来大学」で1時間授業を行います。

子どもたちに弁護士の仕事についてお話をしてきます。 

今日も一日がんばります!!

さて、今日は本の紹介です。

 憚りながら (宝島社文庫)

元後藤組組長の本です。

これまでの生き様がまとめられています。完全に裏社会です。

著者が「BOX 袴田事件 命とは」を私費を投じて制作したことも紹介されています。

右も左もなく、表も裏もなく、あらゆることから学ぶことが大切だと思っています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

人間生きてりゃ、絶対に腰を引いちゃいかん瞬間が何回かあるんだ。ヤクザの世界じゃしょっちゅうだが、サラリーマンでもあるだろ?絶対に腰を引いちゃいかん時というのが。会社を背負った商談とか、交渉事とか。そういう時に相手と正面から対峙して、『それじゃあ、お互い分かった』と引き分けるのならいいが、腰を引いてしまったら、『スミマセン』と言ってしまったら終わりだ。そういう時は絶対にバックしちゃいかん。」(73~74頁)

僕は、このようなとき、「大和魂」という言葉を思い浮かべます。

交渉でも裁判でも、「絶対に腰を引いちゃいかん瞬間」があります。

この引いてはいけないと思う度合いは、守るべきものの重さに比例するのだと思います。

自分が大切にしているものを守る気持ちが強ければ強いほど、絶対に腰を引いてはいけないのでしょう。

「ま、いいか」とあきらめてしまう癖がついてしまうと、いつの間にか、困難な状況でふんばりがきかなくなってしまうのです。

すべては、習慣。 人間は、習慣によって形づくられています。

日々、小さな習慣を積み重ねることでしか、大きな成果を生むことはできないと確信しています。