おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。
今日は本の紹介です。
今から7年前に紹介した本ですが、再度読み返してみました。
帯には、「相手からの『言葉以外のメッセージ』を感じ取る この一つの技法を身につけるだけで『仕事力』は、圧倒的に高まる」と書かれています。
いかなる仕事においても、うまくいっている人は、観察力、洞察力、想像力に長けています。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「このように、『話を聞く』という立場の人から、むしろ様々な『無言のメッセージ』が伝わってくるということを理解するならば、逆に、我々が『話を聞く』という立場に立ったときには、そうした状況だからこそ、自分の『無言のメッセージ』が相手に伝わっていくということを、自覚しておく必要がある。」(185頁)
人は、他人のことには敏感ですが、自分のことになると途端に鈍感になります。
Look who’s talking.
それはさておき、話の聞き方の巧拙は、その人の印象にそのまま直結するように思います。
いわゆる「できる人」の聞き方は、話し手の邪魔になるような相槌や大袈裟な反応とは無縁です。
例の「はい、はい、はい、はい」なんていう相槌をしたり、話をかぶせたり、途中で遮ったりするのはまさに下手な聞き手の特徴です。
これでは話し手は鬱陶しくて話す気が失せてしまいます。
会話を支配しているのは、いつだって、話し手ではなく、聞き手なのです。