おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。
今日は本の紹介です。
10年以上前の本ですが、読み返してみました。
著者の長年にわたる弁護士としての経験に裏付けられたウラを見抜く方法が書かれています。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「事件の解決は、机上の法律解釈でできるものではないのである。すべての法律的なアドバイスは、具体的な紛争の処理を、実務として考慮できていなくては役に立たない。必要なのは交渉力であり、人間力である。」(187頁)
司法試験であれば、交渉力も人間力も必要ありませんが、実際の紛争解決には、法律や判例の知識だけでは足りません。
示談交渉1つ取ってみても、法律を振りかざして解決できるのなら、はっきり言って、誰だってできます。
知識自体は、ネット見ればだいたいのことは書いてありますので。
解決の糸口を見つけたり、複数の選択肢のうちいかなる選択をするかが腕の見せ所なのだと思います。