おはようございます。
今日は本の紹介です。
サブタイトルは「強欲資本主義時代の処方箋」です。
著者は、投資信託会社の創業者で、一昨年、他界されています。
今日のグローバル資本主義の特徴がわかりやすく書かれています。
著者が考える「あるべき姿」はとても参考になります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「金持ちになるためや、世間から名誉を得るため、力を振りかざすためだけのキャリアは、正しいキャリアではない。他人の期待に応えるためだけのキャリアも正しくない。社会の犠牲のもとで達成された成功は、正しい成功ではない。それでは、どんなものさしを使って判断すればよいのだろうか。それは自分自身の期待と、自分のもっている能力を最大限に発揮しているかどうかだ。」(199頁)
どのようなキャリアを選択するかとは、すなわち、どのような人生を選択するかとほぼ同義です。
世間体や他者からの評価を気にして、本当は自分の意に反するキャリアを選択するのは、自分の人生を生きていないのと同義です。
人生は1度きりで、かつ、とても短いです。
さまざまな理不尽に晒され、我慢を強いられ、ストレスで体も心もぼろぼろになって、本当に自分の人生を生きているといえるでしょうか。
自分の人生は自分で選び、切り開くしかありません。