おはようございます。
今日は本の紹介です。
TTPSとは「徹底的にパクって進化させる」という意味です。
TTPという用語自体は前からありますので、まさにそれを少し進化させたものです。
タイトルだけで言わんとしていることはわかりますね。
あとは、やるかどうかの問題です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「・・・これは仕事でも同じです。『徹底的に』パクるのです。ところが、仕事だと平気で、パクりやすいところだけパクることが少なくありません。ところが、パクりにくいところにこそ、成果を出す秘訣があったりします。そして、パクりやすいところだけを真似しても成果が出ないのです。そして、この方法はうまくいかないという話になってしまうのです。もったいなさすぎます。原因はその『方法』にあるのではなく、『徹底的に』パクらなかったからなのです。」(78頁)
表面的に模倣をしたところで、実際のところ、あまり効果はないと思います。
目に見えない努力まで徹底的に真似をしなければ、たいてい結果には結び付きません。
どんな仕事でも、一見するとわからない日々の地道な努力が輝かしい成果につながっているのです。
仕込み・準備にどれだけ時間と労力をかけるか。
料理人に限らず、すべての職業に共通することです。