おはようございます。
今日は本の紹介です。
平均寿命がどんどん延びて、それでいて年金は全くあてになりません。
少し前に「2000万円問題」が話題になりましたが、もはや「老後」なんて言葉は死語になりつつありますね。
早晩、死ぬまで働くのが当たり前の社会になると思います。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「人生100年時代で皆さんが抱えている最も大きい不安は、お金に関することだと前述しましたが、優先順位を上げて対策を立てるべきなのは、『健康』です。・・・不健康というのはとにかくコストが掛かります。病院にかかるお金だけではありません。回復にかかる時間、そのために失った仕事の時間、さらにそのために失う収入、事によっては家族や会社の人の時間を奪うことにもつながりますから、めまいがするほど失うものは膨大です。」(20~21頁)
疑う余地のない真実です。
健康なうちは健康のありがたさに気が付かないものです。
大学に入り、親元を離れて一人暮らしをしてはじめて親のありがたさがわかるのと同じです。
多くの人が将来に不安を感じ、その不安を払拭するためにいろんなことを我慢して毎月コツコツ貯金をしています。
これからますます不安定な社会になるので、この傾向は強くなるのでしょう。
このような不安定な時代においては、一時的に(本人は一時的と思っていないですが)調子が良い時に生活水準を上げたり、会社の規模を拡大しないことがとても重要です。
つまりは、固定費を上げないことが肝心です。
ビジネスは意識していないとすぐに拡大してしまうものなのです。
拡大するのははっきりいって楽です。成長しているという感覚も味わえますしね。
しかし、それでもなお不安定な時代ではスモールビジネスこそがキモだと確信しています。