おはようございます。
今日は、本の紹介です。
今のぬるま湯社会において、「ストイックな生き方」をあえて選択する人はそれほど多くないでしょう。
この本を購入する人はもともとストイックな生活を好むタイプかと思いますので、書かれている内容は特に驚くようなものではありません。
普段、普通にやっていることが言語化されているといった感じです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「偉大なものは突然生まれない。一房のブドウや一玉のイチジクであっても、いきなり実ることはない。いま『イチジクがほしい』と言われたら、わたしは『それには時間が必要だ』と答える。まずはイチジクの花を咲かせ、次に果実をつけさせ、さらにそれを熟させる。イチジクの果実ですら、ほんの一時間で熟すことはないというのに、それでもなお、それほど短い時間で、それほど簡単に、思考の果実を手に入れようというのか?」(102頁)
継続的な努力がいかに必要であるかがよくわかる例えですね。
他人の成功を目の当たりにして、嫉妬して、誹謗中傷して、足を引っ張って、自分のいるレベルまで引きずり下ろすことばかりを考えている人が世の中にはたくさんいます。
他人を引きずり下ろしたところで、自分自身は何一つ変わらないのに。
人が休んでいるとき、遊んでいるときに、どれだけ準備をし続けてきたのか。
ただそれだけの違いです。