おはようございます。
今日は、本の紹介です。
今から12年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。
サブタイトルは、「消費者のこころを学ぶ授業」です。
顧客置き去りの差別化が横行している現状を省みるにはとてもいい本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「不思議なことに、市場の他の商品に比べて必ずしも優れているとは限らないが、差別化には成功している。顧客と特別な関係を築き、群れから抜きん出ている。・・・差別化を実現するためには、競争ではなく、競争からの完全な脱却が必要なのだ。」(80頁)
そのとおりです。
この意味を理解していないと、ますます顧客そっちのけの差別化が横行します。
意識していないと、手段が目的化してしまうのです。
「競争からの脱却」が何を意味するのか、そのためには何をすべきかを深く考える必要があります。