おはようございます。
今日は、本の紹介です。
今から10年前に紹介した本ですが、再度、読み返してみました。
タイトルがすでにいいですよね。
今の時代らしくなくて(笑)
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「生活するためには、自分で生計を立てなければならない。生計を立てるという日々の営みそのもののうちに、稽古が自然なかたちで組み込まれるように、生活のありかたを設計しなければならない。常住坐臥、日々の生活そのものが稽古であるような『生き方』を工夫しなければならない。」(114頁)
私は、この発想を今でも強く持っています。
「稽古」、「修行」という意識は特にありませんが、感覚としては、日常生活に「負荷をかける」という感じです。
意識をしなければ、楽な方へ流されるのが人間の性です。
朝は遅くまで寝ていたい。
休みの日はのんびりしていたい。
仕事はできるだけさぼりたい。
ただ、これを一度やってしまうと、もう元には戻れないような気がするのです。
怠惰な生活は楽かもしれませんが、常に向上・成長を目指して努力している方が生きている実感を得られます。
のんびりするのは、老後にとっておきます。