おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。
今日は、本の紹介です。
本の内容はとってもおもしろいですが、特にタイトルの方法が書かれているわけではありません。
日本の会社での働き方がいかに国際競争力を喪失させているかがわかりやすく書かれています。
なお、会社人生が不条理だと感じるのであれば、退職するのが一番手っ取り早い方法であるのは言うまでもありません。
おすすめです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「あらゆる仕事で高い専門性が要求されるようになるなかで、『ゼネラリスト』としての経験しかないサラリーマンが、必要な知識やスキルを獲得できないまま年功序列で役職を与えられています。そうなると、『この仕事をやりとげるだけの能力が自分にはない』と思いつつも、誰にも不安を打ち明けることができず、上司や同僚、部下、クライアントの視線に戦々恐々としながら日々をやり過ごすようなことになりかねません。」(271頁)
数年に1度、部署異動が行われ、その分野のことがだんだんわかってきた頃に、また新たな部署に配属されるというゼネラリスト養成コースの場合、ある特定の分野の専門性を高めることは至難の業です。
逆に言えば、大量のゼネラリストが養成される中で、ある特定の分野において際立った専門性が発揮できる人材は、引く手あまたになるでしょう。
需要と供給の関係から言えば当然のことです。
「あなたは何ができる人ですか?」
という問いに、あなたは答えを持ち合わせていますか?