おはようございます。
今日は本の紹介です。
今の社会の生きにくさや窮屈さや残酷さが鮮明に書かれています。
少し前から「親ガチャ」なる言葉が登場していますが、子は親を選べないということを意味するのだと思いますが、「無理ゲー社会」の1つの原因と解釈されています。
真実を言うと炎上するこの社会で、この本は燃料としては十分でしょう。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「遺伝なのか、環境なのか どちらが正しいかは、(認めるかどうかは別として)現在ではほぼ決着がついている。・・・ほとんどの項目で遺伝と非共有環境の影響が圧倒的に大きく、共有環境の影響はほとんどないか、きわめて小さい。」(111~112頁)
記載のとおり、「認めるかどうかは別として」です。
認めたって、認めなくたって、僕たちにできることは、日々、努力をすることくらいなものです。
努力しても変わらないこともあるでしょうが、努力しなければ変わるものも変わりません。
遺伝のせいにするのも環境のせいにするのも自由ですが、そこから人生は1ミリも変わりません。
努力するか、諦めるか。
ただそれだけの話。