本の紹介1216 金持ち列車、貧乏列車(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。

なかなかのタイトルですが、内容はど正論が書かれています。

サブタイトルは「成功者だけが持つ『切符』を手に入れる方法」です。

日頃、どのようなことをすればいいのか、また、どのようなことをすべきではないのかがよくわかります。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

多くの親は、子どもたちを間違った列車に乗せています。本当は起業したいと思っている子どもがいたとしても、親は『安定しているから』という理由で『公務員列車』に乗せます。・・・お金持ちになれない人の9割は、ほかの人が『乗れ』と言った列車に乗っています。そもそも、自分の目的地に向かわない電車に乗っているのです。・・・乗っている列車がお金持ち列車ではないことに気づいたら、一刻も早く降りてください。何より怖いのは、間違った電車に乗り続けることによって、降りる気持ちがなくなってしまうことです。」(32~33頁)

可愛い子には旅をさせよとはよく言ったものです。

旅をせずに20年、30年と「安定」列車に乗り続けてきた人が、ある日突然、リスクテイクできるでしょうか。

まさしく列車を降りる気持ちもなくなり、また、列車の乗り換えのしかたもわからなくなってしまうのではないでしょうか。

私個人もしくは私の周りを見る限り、親の安定に対する考え方・教育方針が子に与える影響は計り知れません。

失敗しないことを重視するのか、チャレンジすることを重視するのか。

この価値観の違いこそが子が乗る列車の種類を決める大きな要素となっているのでしょう。

安定とは対極の生活をしていると、リスクを取らないことが最大のリスクだということがわかります。

価値観こそがその人の生き方を決定するのです。