おはようございます。
今日は本の紹介です。
著者は、東京大学大学院教授・ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長の方で、これまでに世の中に存在しなかった新しい技術を生み出すことが仕事だそうです。
新しいモノを生み出す方法が書かれています。
おすすめです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「本当にイノベーションを起こしたいなら、『こうあらねばならない』的な真面目路線のほかに、『非真面目』な路線を確保することが必要だと私は思う。・・・役に立つかどうかよくわからないアイデアでも、とりあえずやってみる。それが、妄想に寛容な社会だ。・・・与えられた問題の正解を模索するだけでは、真面目一辺倒の社会になってしまう。それによって社会全体に悲壮感のようなものが漂っているのが、今の日本ではないだろうか。」(229頁)
日本は寛容でない国であるため、真面目であること、失敗しないことが過度に重視されています。
芸能人や政治家のスキャンダルがその典型ではないでしょうか。
テレビ番組がどんどんつまらなくなるのは当然の流れです。
テレビを見なくなる理由がよくわかります。
そりゃ多くの芸能人がユーチューバーに転身するわけですよ。