おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。
今日は本の紹介です。
サブタイトルは「ビジネスの手綱を握り直す」(Get a Grip on Your Business)です。
帯には「翻訳を許されなかった『禁断の書』が、遂に完全日本語化」と書かれています。
「禁断の書」は明らかに誇張ですが、経営システムを考えるにはよい本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「成長のための成長は間違っている場合が多い。1億ドル規模の企業になることは、世間が言うほどすばらしいことではない。」(252頁)
業種や時代によっても異なるのだと思いますが、私は、拡大=成長だと考えることには否定的です。
自分の仕事が、スケールメリットを発揮しにくいと感じるにもかかわらず、拡大するのは、まさに成長のための成長です。
手段が目的化し、結果、不必要な固定費だけが増えていくのです。
売上ではなく利益を見たときに、どの程度の大きさが適切かということを冷静に考えることがとても重要です。