本の紹介1030 「畳み人」という選択(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

著者は、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の方です。

「畳み人」とは、風呂敷を広げる人に対して、それを畳む人という意味です。

風呂敷を広げるのは意外と簡単なのですが、畳まない、畳めないことが多いため、アイデアがアイデアのまま終わってしまうのです。

畳むことがどれほど重要かは、ビジネスをやっている人ならみなわかっていることです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

うまくいっているプロジェクトには、必ずと言っていいほど畳み人の存在があるということです。画期的なアイデアを出す広げ人の傍で、畳み人はそのアイデアを実現可能なものにまで昇華させる役割を担っています。そのアイデアを実現させるスキルの高さから、あらゆる会社で重宝されているのです。」(24頁)

大きい会社であれば、「広げ人」「畳み人」と役割を分けることもできるかもしれませんが、

小さい会社では必ずしもそうはいきません。

1人で両方の役割をしなければいけないこともあります。

前記のとおり、実際のところ、アイデアを出すほうがそれを実現するより100倍楽です。

詰まるところ、実現する力がなければ、アイデアなんてクソの役にも立ちません。

実現力、実行力こそが命なのです。