おはようございます。
今日は本の紹介です。
著者は、京大法学部を卒業後、富士通を経て、家業を継いだ13代目社長の方です。
著者がコンサルティングした実例に基づき、「小さな会社の生きる道」についてさまざまな角度から解説しています。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「どの会社でもそうだが、新ブランドやリブランディングのプロジェクトは、一部の人しか直接的に関わらないことが多い。すると、直接関わらない人たちはどこか他人事に捉えてしまう傾向がある。しかしブランドは、直接的であるにせよ、間接的であるにせよ、外から見たときに関わっていると思われるすべての人がつくるものである。すべての人がそのブランドを理解し体現しないと、本当の意味でブランドにはなり得ない。」(232頁)
個人のブランディングであれば、本人だけの問題ですので、このようなことは問題になりません。
しかし、組織のブランディングとなるとそうはいきません。
そこで働くすべての人が自社の「ブランド」の本質が何かを理解し、それに矛盾しない行動を取ることが求められます。
組織が大きくなればなるほど実現するのが難しくなります。
だからこそブランドを守るということはとても大変なのです。