おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。
サブタイトルは、「行動経済学でわかる『値付けの科学』」です。
さまざまな例をあげながら値段の決め方のレクチャーをしてくれています。
参考になります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「価格競争を避けるためには、高い顧客ロイヤルティを持つお客さんを大切にすることだ。顧客ロイヤルティが高いお客さんは、価格をそれほど気にしない。髙い価値があることが重要と思っているので、少々のことがあっても浮気しない。だから売る側も、まずはお客さんに高い価値を提供し続けることを考えるべきだ。目先の売上拡大を目指しても安売りに走ってはいけない。」(247頁)
価値を優先するか、値段を優先するかは人それぞれです。
価値観にもよりますし、経済力にもよります。
しかし、まず第一に考えるべきなのは、価値を上げて、値段を下げないことです。
値下げは麻薬なので、一度、手を出してしまうと、なかなか元には戻れません。
飲食店の例を出すまでもなく、景気にかかわらず、値段は高いけれど、最高級の料理を出すお店は何か月も先まで予約が取れない状況が続いています。
今後ますます価値を上げて、値段を下げないことが求められると思います。