おはようございます。
青木真也さんの本です。
著者の考え方とこの本のタイトルはまさにぴったりですね。
おすすめです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「あなたが買った服は本当にあなたが欲しいものですか?今晩飲みに行く友達は本当に大事な人ですか?僕から見ると、多くの人は不要な人やものを抱え込み、自らの価値観を見失っているように思える。隣の芝生が青く見えてしまって、何が自分にとっての幸せなのかぼやけてしまっていないだろうか。」(151頁)
著者はこうも言います。
「一度しかない人生で、世間的な『幸せ』に惑わされている時間はない。」(148頁)
その通りです。
世間的に「幸せ」とされているレールに無意識に乗っていることが、必ずしも本当の幸せではないということはよくあることです。
結婚したら家を建てるとか、社会人になったらゴルフをやるべきだとか、いろんな団体に加盟するだとか・・・。
自分が本当にそれをしたいのならそれはそれでいいのでしょうけど、「普通、そうするでしょ」的なわけのわからない理由で時間を無駄にすることだけは死んでもやりたくないわけです。
いかに無駄なことに時間を奪われないようにするか。
そのためには、自分がやりたくないことはやらないと決めて生きることが求められます。
いろんな大人の理由から、これができる人はそれほど多くはありません。 仙人のような生活をしている人は別ですが。
でも、たいしてやりたくもないことに時間を割くほど人生は長くありません。
年々、こういう考えが強くなっていくのは、年々、着実に死に近づいているからにほかなりません。