おはようございます。
著者は「ミニマリスト」の方です。
本書のサブタイトルは「見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」です。
帯には「お金、時間、人間関係・・・不安を手放し、自分の人生を取り戻すコツ。」と書かれています。
確かに所有物が増えてくると重くなって動きにくくなりますよね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「もっと広い家に住みたい、もっといい車に乗りたい、もっと稼ぐ夫・もっと美人な妻がよかった、子どもをもっといい学校に入れたい・・・住む家があって、お金を稼ぐ手段も確保し、家族もいて十分幸せなはずなのに、他人と比較し『最大化』が行き過ぎた結果、自ら不幸になっている。こんな人はけっこう多いと思う。」(175頁)
「足るを知る」ということでしょうか。
「見栄」と「欲」を捨てると、必要以上のお金を求めることがなくなります。
もっといい車に乗りたい、もっと高い時計をつけたい・・・
こういうことが働く動機になる人はそれでいいでしょうが、
それほど物欲がない人にとってみれば、車なんて動けばいいし、時間は携帯電話で見ればいいからそもそも時計はいらないということになるのでしょう。
こういう考えの人は、収入の多さと幸せの度合いが必ずしも比例しないことを知っています。
求めれば求めるほど幸せから遠のくという感じでしょうか。