おはようございます。
齋藤先生の少し前の本です。
サブタイトルのとおり、末松の儒学者である佐藤一斎の「言志四録」を解説してくれている本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「今時の人は、口ぐせのように忙しいという。しかし、そのしているところを見ると、実際に必要なことをしているのは十の中の一、二に過ぎず、つまらない仕事が、十の中の八、九である。そして、このつまらない仕事を必要な仕事と思っているのであるから、これでは忙しいのももっともなことだ。本当に何かをしようとする志のある者は、こんなあなに入り込んではいけない。」(48~49頁)
今自分がやっている仕事に、無駄なプロセスが含まれていないかを厳密に見ることが求められます。
時間がかかりすぎていないか。
もっと効率よくできないか。
こういうことを考えることなく、ただ漫然と言われた通りにやるという習慣が身についている人はそこからなかなか抜け出せません。
差はどんどん広がるばかりです。
時間は有限であることを意識すると人生は変わります。