本の紹介740 勝ち続ける理由(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
勝ち続ける理由(祥伝社新書)

ご存じ青学陸上競技部の原監督の本です。

勝ち続けるチームを作る上で大切なことは何かが書かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ただ『文句を言わずやれ』『黙ってやれ』では、やらされ感が拭えない。だから、指導者は、いくらでも違うやり方があるなかで『何のためにこれをやるのか』『どういう理由でやるのか』『なぜこれが必要なのか』などを理論的に説明し、選手たちに納得してもらわなければならない。
というのも、どういうやり方があるかについては、インターネットで検索すれば情報が山ほど出てくる。つまり、物事の答えは、ネットの扉を開けば、いくらでも出てくるのだ。だから、それらのやり方のうち、どれを選ぶべきか、なぜその選択をするのかを教えるのが指導者の役割である。」(81頁)

人が動くには、自分が納得できる「理由」が必要です。

この本でも書かれているとおり、納得できる「理由」がないと続かないのです。

「なんでこんなことやる必要があるんだよ。時間の無駄だろ」となってしまうのです。

これはスポーツだけでなく、仕事でも同じことが言えます。

特に仕事を始めて間もない場合、一見すると何のためにやっているのかわからない仕事をさせられることがあると思います。

例えば、掃除です。

掃除を丁寧にすることと仕事がどう関係あるんだと。

多いに関係ありますから。

でも、自分で掃除を丁寧にすべき「理由」が見いだせないと単なる作業に終わります。

「おれは掃除をするためにこの会社に入ったんじゃねー」なんてこと言い出すんでしょうね(笑)

できる人、できない人の差って、こういうところで生まれるのではないでしょうか。

みなさんは、どちらですか?