おはようございます。
LINEの森川元社長の本です。
本の中に何度も出てくる「何が本質か?」という考え方はとてもシンプルでわかりやすいです。
あれもこれもと難しく考えないで、できるだけシンプルに考えることの大切さを説いています。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「かつての僕が思い描いていたような『まっすぐな道』など、ただの幻想。むしろ、未来はわからないと思って生きないと危険です。特に、現代のように変化の激しい時代には、『いつ何が起きるかわからない』と常に緊張感をもっていなければならない。だからこそ、感性が研ぎ澄まされていく。変化に備えて準備をする。そして、変化が起きたときには、機敏に対応する。そんな野性的な生命力が養われるのです。逆に『まっすぐな道』を信じたり、誰かが未来を教えてくれると期待して、その現実と向き合わずに、日々を漫然と生きるのがいちばん危ないのです。」(81頁)
少子高齢化、人口減少に歯止めがかからない日本で、昭和の頃のような高度経済成長期と同じ価値観を持つことはもはや不可能です。
5年後のこともろくに予想できないのに、人生に「まっすぐな道」を思い描くことは時代錯誤です。
どうなるかわからない環境で、何をすべきか、何をすべきでないか。
日々を漫然と生きるのがいちばん危ないと著者が述べているとおり、日々、準備を怠らないことがとっても大切なのでしょう。
1日1時間を準備にあてるのです。
それを毎日続けられれば人生は変わります。