おはようございます。
ゴーンさんが経営に対してどのように日頃考えているのかがよくわかります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「成功している人と失敗している人の大きな違いは、物事がうまくいかなくなっていることに反応できるかどうかです。成功している人達は、うまくいかなくなっていることに対して敏感です。そして、すみやかに反応します。そのため、特に大きな失敗をしないのです。失敗している人は、物事がうまくいかなくなっていることに反応しようとしません。その兆しが出てきても、従来のやり方を続けてしまい、『時すでに遅し』といった状況に陥るのです。」(274頁)
確かにそうかもしれませんね。
うまくいっているときは時代の流れ等も手伝って、意外と何をやってもそこそこうまくいくものです。
問題なのは、潮目が変わったときです。
流れを敏感に察知して舵を切れるかどうかは経営者の手腕にかかっています。
ここで足かせとなるのが「過去の成功体験」です。
「俺はこの方法でここまでのし上がってきたんだ。」という自負があればあるほど舵を切ることが遅れます。
成功体験はとても重要なものですが、時として、自分の判断を誤らせる原因となるため、取扱い注意ですね。