おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。
著者は、電通のコピーライターの方です。
考えていることを適切に言葉で表現できる力というのは、文章をつくる仕事をしている人ならだれもが求められるものです。
文章をつくる仕事をしている人が読むと納得できる点が多い本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「『君の立場になれば君が正しい。僕の立場になれば僕が正しい』これはミュージシャンであるボブ・ディランが残した言葉であり、自分の視点だけでなく、相手の立場から物事を考える重要性を的確に表現している。・・・仕事のことならば、自分の上司や部下、同僚、その他にもクライアントや取引先の人に憑依してみる。そして、彼らが何を思いながら働いているかに思いを馳せる。」(128頁)
日頃、事務所のミーティング等でスタッフや同僚に伝えていることがこれです。
どんな仕事でも同じだと思いますが、「相手の立場に立って考える」ことこそがサービス業なのだと思います。
これが自然とできる人もいれば、なかなかそこまで思いが及ばない人もいます。
同じ仕事を見ていても、気が利く人というのは、配慮が行き届いています。
こういう人の仕事を見るととても気持ちがいいですし、「あ、この人、仕事できるな~」と好印象ですよね。
すべては「自分が逆の立場なら、こうしたほうがうれしいな」ということを先回りできるどうかです。
かゆいところに手が届くような配慮のできる人と一緒に仕事がしたいですね。