おはようございます。
著者は、ラスベガスのカジノで10年以上のキャリアを持つカジノディーラーの方です。
カジノディーラーの立場から運が強い人とそうでない人はどこが違うのか説明してくれています。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「たとえスニーカーであっても、靴の状態を見れば、その人が勝つ人かどうかわかります。よく手入れがされていて、とくにスニーカーの白い靴底がきれいな人は、勝って帰ることが多いようです。これは、ディーラー仲間の多くが口にするところです。つまり、こういう話だと思います。
靴底にまで神経が行き届いている人は、賭け方が丁寧です。・・・逆に、靴が汚い人は賭け方が荒いことが多いようです。・・・汚いままの靴を平然とはいているような人は大雑把な性格の人が多いようです。何ごとに対しても適当な人はギャンブルに向いていないと思います。」(112~113頁)
なるほど。 そういうことか。
私たちも日頃、「この人、どういう人なのだろう」と推測する際、些細なしぐさ、声の大きさ、話し方、顔の表情、歩き方、服装などを観察します。
人は見た目が9割と言われていますが、ここでいう「見た目」とは、容姿だけを意味するものではありません。
著者は、「靴の状態」を挙げています。
靴が汚い人が全員賭け方が荒いとは限りませんが、ディーラーからそのように思われていることは事実です。
仕事でも同じことが言えます。
実際、その人がどういう人なのかはわかりませんが、「見た目」からその人を推測されていることを意識することが大切だと思います。