本の紹介612 志は高く目線は低く(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
志は高く 目線は低く

弁護士の久保利先生の本です。

久保利先生が司法試験合格後、司法修習前に行った旅について書かれています。

世界を見た久保利先生が感じたことが書かれており、刺激を受けます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

世界はどこも競争にさらされていて、アフリカが将来主役になる時代もやってくるだろう。あんなに滅茶苦茶だったインドだって、わたしが訪れてから50年経って主役になる時代が来ているのかもしれない。2015年の今、その兆しも見える。日本も今は先後からの復興を果たしたなんて言っているけれど、もう70年が経った。ウカウカしていると他の国に置いてきぼりをくらうかもしれない。・・・努力をやめた途端に日本は世界からあっという間に見放されて、世界から相手にされなくなってしまうだろう。そんな気がした。」(165頁)

仕事でもなんでもそうですが、他人と競うということをあまり意識しない環境に自分がいると、だんだん闘争心が失われていく気がします。

一度失われた闘争心を取り戻すのはとても大変なことです。

一度、動物園での生活に慣れたライオンは、闘争心を取り戻せるのでしょうか?

闘争心を持ち続けるためには、厳しい環境に自分を置き続けるほかないのではないかと思います。