おはようございます。
小宮さんの「論語」に関する本です。
2500年前の書物が現代においても全く古く感じないというのは本当にすごいですね。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「『吾れ嘗て終日食らわず、終夜寝ねず、以て思う。益なし。学ぶに如かざるなり』(衛霊公第15の31)
~わたしは前に一日じゅう食事もせず、一晩じゅう寝もしないで考えたことがあるが、むだであった。学ぶことには及ばないね。
・・・『バカの考え休むに似たり』と言いますが、基本や原理原則を学んでいないことをいくら考えても、正しい結論は出にくいものです。」(26~27頁)
決して、考えることを否定しているわけではありません。
基本や原理原則を学ばずにいきなり考えたってたいした結論には至らないということです。
まずはしっかり基本を学び、考えるための材料をたくさん仕入れるのです。
情報量を増やすことは正確な判断をする上で必要不可欠です。
時間を惜しむことなく情報収集をすることは、極めて重要な準備行為です。