おはようございます。
会社で「出世する人」と「窓際の人」を比較する形式で書かれています。
組織に属していない人でも、参考になる記載が多々あります。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「出世する人は、相手の話に『。』が出てくるまで話さない。
窓際の人は、相手の話に『、』が出てきたら話し始める。」(142頁)
「出世する人は、いかに相手の話を膨らませるかを考える。
窓際の人は、いかに自分の話を膨らませるかを考える。」(148頁)
いかがですか。
みなさんの周りにも、こういう「窓際の人」いませんか?
人はみな、自分の話をするのが大好きです。
自分の話を聞いて欲しくてたまらないのです。
それに対して、人の話を聞くというのは、忍耐と技術を要するので、誰もができることではありません。
私たち弁護士という仕事は、「いかに上手に話すか」よりも「いかに上手に聞くか」のほうがよほど大切です。
「この弁護士に依頼したい」と思う主な理由は、きっと「この弁護士、話がうまい」ではなく、「この弁護士、話させるのがうまい」なのだから。