おはようございます。
著者自身の経験を踏まえ、松下幸之助さんの言葉を仕事にどう活かしていけばいいのかを説明しています。
タイトルのとおり、言葉の持つパワーを感じることができる本です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「幸之助さんが、部下の方とお茶を飲みながら雑談されていたときのこと。部下の方から余暇の過ごし方について聞かれ、幸之助さんは、『心を許して余暇を楽しむような人は、経営者にはなれんわなぁ』と言われたそうです。・・・『そんな楽なものではない。社員を何万人と抱えて経営に携わるのは、その人たちの命を預かるということや。それを考えれば経営者は四六時中経営のことを頭から離さない、そういう心持ちでやっていかんとダメなんや。織田信長は酒を飲んでいても隣国のこと、敵国のことを片時も頭から離さなかった。大将というのはそういうもんや。たとえ遊んでいるときでも、これは経営に役立つんじゃないか、仕事に活用できるんじゃないかと考える。そういう人でないと経営者にはなれんわな』」(175~176頁)
社員が何万人といなくても、経営者はかくあるべきだと思います。
経営者は従業員の命を預かるという発想を持たなければなりません。
私は、会社の誰よりもよく働くのが経営者であるべきだと思っています。
一番楽をして、一番多くの給料をもらっている経営者に誰がついていくのでしょうか。
私が従業員なら、誰よりも仕事が好きで、誰よりも仕事に情熱を注ぐ人の下で働きたいと思います。