おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。
著者は美容室やネイルサロン等を展開するフォルテさんの社長です。
お食事にご一緒させていただいたこともありますが、鈴木社長の人柄、人間力に触れると、多くの人がファンになってしまうのがよくわかります。
本についても、とてもわかりやすく、これまで社長が勉強を重ねてきたことが凝縮されています。
おすすめです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「美容師のカリスマブームが訪れる以前、人手不足で非常に苦労していた時代があった。新卒といわれる学生さんは、僕のような小さな美容室にはなかなか就職してくれない。当時は僕も、早朝からいくつもの美容学校をまわり、先生にご挨拶をする毎日だった。・・・ある日、求人に大成功しているサロンの噂を聞きつけた。さっそく僕はそのサロンの経営者に会いに行き、話を伺うことにした。
『すごいですね。毎年、50人以上、入社されると聞きました。僕も毎日走り回って頑張っているんですが・・・なんでうまく行かないんでしょうかね?』
『ハハハ。それで何校ぐらいまわったの?』
『30校ぐらいでしょうか』
『鈴木君、それじゃあ、やっているうちに入らないよ。僕は北はオホーツクから南は西表島(沖縄県)まで行ったよ。まわった数は・・・そうだなぁ、各種学校も含めて、400校くらいかな』
”バットで頭を殴られた感じ”・・・という表現があるが、その時の僕の気持ちを表現するなら、まさにそれだった。僕は、自分が恥ずかしかった。『本気のつもり、やっているつもり』の落とし穴とはこういうことか!本気にも、『レベルと質』があるのだ。・・・」(66~67頁)
「本気のつもり、やっているつもり」の落とし穴について、ご自身の経験を交えて説明されています。
近くに圧倒的な努力をしているメンターがいる人は、本当に幸せなことです。
自分では本気でやっている「つもり」でも、近くに、自分の何倍も努力している人がいるのを見ると、「もうダメだ」という言葉が「まだダメだ」に変わります。
今の自分を変えたいという人は、今のレベルの努力では足りないということを自覚させてくれるメンターに話を聞きに行きましょう。
刺激を受けまくって、翌日から日々の習慣、考え方を変えるのです。