Daily Archives: 2016年3月9日

本の紹介531 熱狂宣言(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
熱狂宣言

ダイヤモンドダイニングの松村厚久社長に関する本です。

自身の病気のことについても書かれています。

頭のてっぺんから足の先まで、100%仕事大好きな経営者です。

仕事が楽しくて仕方がないことが伝わってきます。

とても素晴らしい社長だと思いました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

経営は現実を直視できなければ成り立たない。リアルワールドでの戦いです。夢想や現実逃避なんて許されるはずがない。上場して、100店舗100業態を達成し、株主やお客様や社員のために次の目標を掲げた自分が、自分で立ち上げた生業に反することをしていたらみっともないし、恥ずかしいですよ。そう思ったら、30代でパーキンソン病を発症する人生こそが自分のものだと素直に思えました。そこのボーダーを超えると、次には、この病気に罹ることにも意味があったはずだ、という気持ちになりました。・・・この病気がもたらす苦しさ、辛さを知ることでしか、できなかった何かがあるのかもしれない。そして、自分がその何かを探り当てることができたなら、今度はそれをテーマに取り組んでいきたい。ダイヤモンドダイニング社長の松村ではなく、パーキンソン病の松村に与えられたミッションが必ずあるはずです。いや、あります」(221~222頁)

「経営は現実を直視できなければ成り立たない」

「夢想や現実逃避なんて許されるはずがない」

この著者の言葉は、経営者であればみな共感できるものではないでしょうか。

事業を継続し、従業員の生活を保障するという責任を経営者はみな負っているわけです。

気を抜けば、会社なんてあっという間に傾いてしまいます。

落ち込んだり、現実逃避をしている暇などないのです。

現状に満足することなく、常に成長することを目標に、前に進むことが求められているのです。