おはようございます。
サイボウズの青野社長の本です。
社長就任前からの挑戦、苦悩、失敗が赤裸々に書かれています。
最近読んだ本の中で一番おすすめです。
組織作りに対する経営者の苦悩が伝わってきます。
経営者になろうとしている方は是非、お読みください。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「振り返ってみれば、今までの私は『それなりに頑張ればなんとかなる』人生だった。・・・『私は運が強い。才能もある。それなりに頑張ればなんとかなる』。どこかでそんな風に考えていたのだと思う。しかし、ここから先は違う。・・・勝負できる一点に絞り、命を懸ける想いで取り組まなければ、ここから先には進めない。『頑張る』のと『命を懸ける』のではレベルが違うことを理解した。私はこれから真剣に取り組む。社長として、この会社の成功に命を懸ける。失敗したら死んでもよいと覚悟を決める。そう考えた途端、気持ちに迷いがなくなった。私は覚悟を決めるということを学び、自分の真剣スイッチを生まれて初めてONにした。」(41~42頁)
覚悟を決めた人には、勝てません。
「真剣スイッチ」はきっと多くの人に付いているのでしょうけど、いろんな理由からONにすることができなかったり、ONにできても、それが長続きしないのです。
著者の言葉を見ると、「真剣に取り組む」ということと「一生懸命にやる」という状態では、やはり気持ちが全く異なりますね。
いろんな苦労や挫折を経験したからこそ辿り着いたのだと思います。
どんな仕事でもそうですが、自分の仕事に命を懸けて挑んでいる人は尊敬します。
そういう人たちが、世の中を変えていくのだと確信しています。