本の紹介513 イーロン・マスク 未来を創る男(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
イーロン・マスク 未来を創る男

イーロン・マスクの「初の公認伝記」だそうです。

超有名なイーロンさんですが、この本を読むと、多くの挫折や苦悩を乗り越えてきたことがわかります。

また、周囲の人の評価がいいものばかりでないこともまた、この本を読むとよくわかります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・だが、マスクはいつも純粋な視点で語る。デザインと技術を選ぶときは、理想型のクルマに少しでも近づける方向で考えなければならない。ライバル各社がどのくらいダメかは、マスクが決めることで、常に二者択一だ。妥協せずに優れたものを作ろうと努力するか、しないかしかないのである。努力していなければ、マスクは遠慮なく失敗とみなす。外部の人間には理不尽か馬鹿げていると映るが、それが彼の哲学なのである。」(248頁)

普通に考えると、トップだけがイーロン・マスクさんのような超完璧主義で、他の役員・従業員がそれを理不尽で馬鹿げていると考えている場合、会社は決してうまくいきません。

意識や方向性を統一する必要があると言われるのは、そうしないと、会社内で足の引っ張り合いが起こるからです。

変化をしたくない、難しいことをやりたくない、楽をしたい、今のままでいい・・・

組織の難しさですが、これを克服しなければ、先へは進めません。