おはようございます。
サブタイトルは、「最少の労力で120%の成果を生む中間管理職の仕事術」です。
「これからのマネジメントは『やりくり』ではなく『わりきり』」だと著者は言っております。
逆転の発想系です。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「『頼まれ事は、試され事だよ』 マネージャーが部下に頼み事をするシチュエーションで口にする一言です。仕事を任せるからには、相手は基本的に『コイツならできる』と信頼している部下です。・・・内心はマネジャーも『本当にできるかな?』と不安に駆られています。実務をこなすのは部下でも、結果に対して責任を負うのはマネジャーですから。そこで、マネジャーも部下を試そうとする。頼み事をした時の、部下の受け取り方を観察しているのです。」(189~190頁)
仕事を上司から振られているうちは、なかなか気がつかない発想ですね。
自分が仕事を部下に振る立場になるとよくわかります。
上司は、仕事の重要性、難易度と部下の能力、性格、向上心等を総合的に考慮して、誰に仕事を任せるのかを決めているのです。
つまり、部下としては、ハードルの高い仕事を任されているうちが花なのです。
そのようなハードな仕事を任されなかった方は、「ラッキー、自分じゃなくてよかった」ではないのです。
あなたにはいろんな理由で任せられないと判断されているだけなのですから。
ラッキーでもなんでもないのです(笑)
自分が上司や会社からどのくらい信頼されているのかは、日々、任される仕事の内容からおおよそ判断することができるわけです。
仕事を依頼されているうちが花だということを理解して、日々、努力するほかないのです。